2021年1月26日(火)NHK総合の”あさイチ”は、「徹底検証!洗面所の新型コロナ感染リスク」が放送。
ここでは、あさイチで紹介された洗面所での歯磨き・うがいなど、新型コロナ改善対策方法についてご紹介しています。
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洗面所での感染リスク
新型コロナウイルス、見落とされている感染リスクは?
「洗面所クラスター」蛇口からの接触感染?
去年の12月に相次いで報告された洗面所クラスター。
蛇口についたウイルスによる接触感染の可能性が指摘されていましたが、番組で調べたところ蛇口だけでなく、歯磨きにも感染リスクがあることがわかったといいます。
2020年12月上旬に沖縄のコールセンター従業員20人が集団感染。
2020年下旬に都営地下鉄線の運転しら39人が集団感染。
2つのクラスターで共通していたのは、歯磨きやうがいをしていた洗面所が感染元と推測されています。
歯磨き・うがいをしていた洗面所が感染元と推測
視聴者からは以下のような不安の声が。
- 職場のトイレや食堂の手洗い場で歯磨き・うがいをする人が心配
- 歩きながら歯磨き、飛沫拡散のリスクが心配
- 1人が歯磨きをしたら必ず消毒をしないといけないの?
蛇口の他にも感染リスク
調査を行った保健所や歯科医師会は「蛇口に唾液が付着した接触感染が原因」と、報道当初では発表されていましたが、蛇口の他にも感染リスクがあるということでした。
蛇口の消毒だけでは不完全だということが今回の調査からわかります。
蛇口の他にも感染の原因になるもの、それが「エアロゾル」。
エアロゾル
煙のような目に見えない微細な粒子
空気中に長く浮遊し続ける
「エアロゾル」は、マイクロ飛沫や細かい飛沫などと表現されていたものと同じで、煙のように目に見えないほど細かな飛沫のことを科学的にエアゾルと呼びます。
空気中にふわふわと浮遊し続けるうえに吸い込むと一気にウイルスが肺まで到達するため重い肺炎などを引き起こす可能性が高まるとされています。
危険なエアロゾルは、洗面所ではどんな時に発生するのか?
特殊な撮影機材を使って実験。
歯磨き飛沫可視化実験
歯磨きを特殊なカメラで撮影すると、大きな飛沫が映しだされました。
さらに少しすると、もやのようなものが漂い始めました。
このもやが「エアロゾル」だといいます。
撮影された動画を見て思ったことは、歯磨き中は思っている以上の飛沫が出ていることに気付きました。これはかなりヤバいレベルです!
前歯の裏を磨いているときに大量のエアロゾルが渦を巻くように出現しています。
専門家の方でさえ、予想以上にエアロゾルが出ていたことに驚いていました。
前歯の裏を磨くときは、口を閉じて磨くことが難しい
さらに、口をゆすぐときにも大量のエアロゾルが発生。
こおにウイルスが含まれていると20~30分は漂っているるので、次の人が呼吸をするたびにこれを吸い込んでいくという恐ろしさがあります。
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洗面所でのエアロゾル感染
実験の結果から、洗面所でのエアロゾル感染で見えてきたことは
洗面所で1回歯磨き
・大声で話したときと同量のエアロゾルを検出
最もエアロゾルが発生したのは
・前歯の裏を磨いたとき
順天堂大学大学院の堀賢さんによると、マスクを外しているため、歯磨きによって発生した高濃度のウイルスを含むエアロゾルを直接吸い込み数分で感染した可能性もあるということでした。
複数人が狭く換気の悪い場所でマスクを外した状態で密集することが問題であり、三密対策を。
エアロゾルを防ぐ!マスクの新常識
あさイチ「マスクの新常識」素材別・効果・使い方を紹介|エアロゾルを防ぐ
改善対策・私たちができることは?
歯磨き中にできる改善対策。
口を閉じて手で覆いながら歯磨きをする。
口に含む水を少量にする。
低い位置で吐き出す。
これだけでもエアロゾルを減らすことがわかりました。
私たちができることは?
- 密を避けて時間帯をずらす
- 歯磨き中は喋らず口を閉じて磨く
- 前歯の裏を磨くときは手で覆う
- うがいは少量の水で1~2回低い姿勢でゆっくり吐き出す
- 蛇口を止める際はティッシュペーパーやペーパータオルで覆う
まとめと感想
今回あさイチで特集された【洗面所のコロナ感染リスク】を見て思ったことは、歯磨きは自宅以外でしたくないと思いました。
また、学校での歯磨きはかなり感染リスクが高いと感じましたし、学校からの指導もしてほしいと思います。
特に、小学生だとそこまで感染対策はできないでしょうし、学校から洗面所クラスターが発生しないことを祈るばかりです。
歯磨きをするなら、三密対策と換気、そしてエアロゾルを発生させないような対策をしましょう。
2021年1月25日(月)のあさイチは
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